プリント基板の可能性に魅力を感じた。

学生時代は工学部応用化学科を専攻し、壁や窓に貼れるような新しい太陽電池の研究に没頭していました。愛工機器を選んだ理由はプリント基板に興味があったから。たとえば自動車メーカーの場合はクルマしか作れませんが、プリント基板であれば私たちの身の回りにある様々な製品に組み込まれており、より幅広いモノづくりができると思ったんです。入社後は生産技術として、設備保全や搬入、治具と呼ばれる工具の調整、部品の発注などを担当しています。化学専攻だったため、機械知識がほとんどなくて最初は戸惑いましたね。でも、ドライバーを持って設備に触り、故障の原因を探し出していくうちにマシンが好きになっていきました。現場作業者との会話からヒントをもらったり、設備メーカーさんと協力しながら修理できると本当に嬉しいです。

コンベア導入プロジェクトを成功に導いた。

一番思い出に残っているのは、初めて任された補助コンベアの導入ですね。現場の効率アップと生産能力アップのために、現在稼働している設備にプリント基板を搬送するコンベアを追加するプロジェクトでした。基板によって大きさや生産数が異なるため、現場からは「基板と基板との間隔はこれくらいにしてほしい」「搬送スピードを自動的に変えるシステムを導入できないか？」など、様々な要望が僕のもとに来ていました。それらの声をもとに各部署とミーティングを繰り返し、予算の範囲内で仕様を決め、詳細な計画を立案していったんです。やり遂げたときは、これまでにない達成感を得ることができました。今後は活動の幅を広げるために、様々な資格を取得していきたいです。電気工事士やボイラーをはじめ、ロボット系の資格があれば実務にも活かすことができます。一人の技術者として、さらなるスキルアップを目指します。

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