関係部署と協力し、不良低減に注力していく。

私は、工学部電気工学システム科で発電・送電システムを研究していました。就職活動では愛工機器のほか、電気工事会社や設備メンテナンス会社、メーカーなどにもエントリーしました。愛工機器を選んだのは、同じ大学の先輩たちが第一線で活躍されていたからで、私は工業高校でプリント基板の基礎を学んでおり、地元の優良企業であればモノづくりに集中できると思いました。私が所属している品質管理チームは、2016年に品質保証と品質管理が分かれる形で生まれた新しいチームです。品質保証は不良発生時のお客様対応を行い、品質管理は不良の原因究明とその改善を手がけています。さらに品質管理として不良低減活動にも取り組み、技術チームのメンバーと協力して不良を減らすための調査・対策に注力してきました。具体的には、不良となったプリント基板を解析し、その情報をデータベースにまとめ、ナレッジとして活かすことで不良低減を目指しています。

ヒューマンエラーを未然に防ぐシステムを開発。

プリント基板の不良は、様々な原因・要因によって発生します。設備の不具合のほか、季節などの環境によるもの、そして最も多いのがヒューマンエラーです。直近のケースでは、現場作業者がマシンの数値入力を間違えて大量の不良が発生しました。そこで私は、入力された数値を大きく表示し、確認工程のためのシステムを新たに追加することで、現場の負担を増やさずに入力ミスを削減。その後、同じ不良は再発しておらず、この対策は大きな効果がありました。人の手を介するモノづくりであるため、ヒューマンエラーをゼロにするのは難しいですが、それに限りなく近づけていくのが品質管理のやりがいです。また、愛工機器の品質管理は技術や設計、生産技術など社内の関係部署とコミュニケーションし、日本のモノづくりの根幹である“クオリティ”を高められる仕事です。新しい知識を自ら吸収し、何にでもチャレンジできる積極性が活かせると思いますね。

募集要項